長崎のしし垣

小豆島では昔からイノシシ、シカ、サルなどによる田畑への
被害が深刻であった。そのため江戸時代の後半には全島で
「しし垣」が作られました。明治以後、イノシシが退治され
また開発のため壊された物も多いですが、まだ山中には数多く
残っています。普通は石で作った物が多く、江戸時代に描か
れた名所図絵によるとくぐり戸の付いた物もあったようです。
ここ長崎のしし垣は土で作られていてほぼ完全な形で残って
いる点で貴重です。昔は尾根伝いに海岸から吉野地区まで
続いていました。山中には今でも残っているそうです。
下はしし垣のあるところから見た内海湾です。

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ここへ行くには吉野地区から蒲野へ抜ける
県道のカーブにある右写真の案内板の右側の
道を入り、つきあたりにある道を少し上がると
あります。 |
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